使いにくい？Notionカレンダーの使い方やGoogle連携を徹底解説

Notionカレンダーは、2024年1月18日にリリースされたばかりの新機能で、スケジュール管理を効率化するためのツールです。Googleカレンダーとも代替可能で、非常に使いやすく設計されています。

まだ利用したことがないため、ツールについて調査していて本サイトにたどり着いた方は多いでしょう。

結論としては、Notionカレンダーは非常にGoogleカレンダーや他ツールとの連携もスムーズで、スケジュール管理がしやすい革命的ツールといえます。

本記事では、Notionカレンダーのアカウント作成方法や使い方、メリット、口コミについて解説していきます。

▼Notionカレンダーについてさっそく使い方を知りたい方はこちら
Notionカレンダーの使い方

読み進めるなかで、Notionカレンダーの使い方や便利さに気づいていただき、今お使いのカレンダーとの比較材料になれば幸いです。

Notionカレンダーとは？

Notionカレンダーは、スケジュール管理がこれまでより効率的になる期待のツールです。

Notion社が2022年に買収したCron社のカレンダー機能をベースとし、機能を磨いた上で2024年1月18日にリリースされました。

無料で利用することができるため、手軽に使い始められます。

大きな特徴は、Notionのデータベースで管理しているスケジュールやタスクの期限をカレンダーに取り込めることです。また、GoogleカレンダーやZoom、Google Meetのような外部の業務ツールと連携も可能なため、ツールの移行がとても簡単です。

チーム同士のスケジュール連携は効率的になり、プロジェクトのスピードが飛躍的にアップすること間違いありません。

Notionカレンダーの使い方

それでは、Notionカレンダーの使い方について解説していきます。利用開始から活用の手順は以下のとおりです。

1. Notionカレンダーをダウンロードする
2. Notionカレンダーにログインする
3. NotionカレンダーとNotionを接続する
4. Notionカレンダーに予定を登録する
5. NotionカレンダーからNotionデータベースにアイテムを追加・編集する
6. Notionカレンダーをデフォルトカレンダーに変更する

手順1.Notionカレンダーをダウンロードする

Notionカレンダーを利用するには、まずダウンロードが必要です。

次の流れでダウンロードとインストールを行いましょう。

1. Notionカレンダーにアクセスする
2. アプリを選択する
3. 利用開始する

1.Notionカレンダーにアクセスする

まずは「Notionカレンダーのダウンロードページ」にアクセスします。

2.アプリを選択する

デスクトップアプリ、モバイルアプリのいずれかを選択します。

3.利用開始する

WEB版の場合、「Notionカレンダーを無料で入手」をクリックして利用開始します。

WEB版はダウンロード不要でブラウザから直接利用可能です。PC版の方が使える機能が多いため、PCだけ、またはPCとモバイルアプリのインストールを推奨します。

手順2.Notionカレンダーにログインする

Notionカレンダーのインストールが完了したら、Googleアカウントを使用してログインします。これにより、Googleカレンダーとの連携もスムーズに行えます。

手順3.NotionカレンダーとNotionを接続する

NotionカレンダーとNotionを接続することで、Notion内のデータベースとカレンダーを同期させることができます。

1. Notionカレンダーのアプリまたはウェブ版を開いてログインします。
2. 画面上部のメニューから「設定」をクリックして設定メニューにアクセスします。



3. 「インテグレーション」タブをクリックし、「Notion」を選択します。
4. 「Notionワークスペースを追加」ボタンをクリックすると、Notionのログイン画面が表示されます。Notionアカウントのログイン情報を入力してログインします。
5. 接続したいNotionのデータベースを選択します。選択が完了すると、NotionカレンダーとNotionのデータベースが同期されます。
6. Notionカレンダーに戻り、データベースの内容がカレンダーに反映されていることを確認します。これで、Notionカレンダー上でNotionのタスクやイベントを一元管理できるようになります。

以上の流れで、簡単に接続を行うことができます。

手順4.Notionカレンダーに予定を登録する

Notionカンダーに予定を登録する方法は、「Notionカレンダーから予定を登録する方法」と、「NotionからNotionカレンダーに予定を登録する方法」の2種類があります。

Notionカレンダーから予定を登録する

Notionカレンダーから予定を登録する手順は以下の通りです。

1. カレンダー画面で予定を追加したい日時をダブルクリックします。
2. 予定のタイトル、時間を入力します。
3. Googleカレンダーのタグを利用する場合に限り、必要に応じてリマインダーやタグを設定できます。

NotionからNotionカレンダーに予定を登録する

次に、NotionからNotionカレンダーに予定を登録する手順は以下の通りです。

1. カレンダービューまたはタイムラインビューを含むデータベースを作成します。
2. Notionのデータベースに新規ページを作成します。
3. 日付プロパティに日時を設定します。
4. データベース右上の「カレンダーで開く」をクリックして、Notionカレンダーを開いて確認します。

手順5.NotionカレンダーからNotionデータベースにアイテムを追加・編集する

Notionカレンダーから直接Notionデータベースにアイテムを追加・編集することも可能です。これにより、カレンダー上から直接タスクやイベントを管理することができます。

手順6.Notionカレンダーをデフォルトカレンダーに変更する

Notionのよく使うデータベースをデフォルトのカレンダーとして設定することで、効率的な予定登録が可能になります。設定方法は以下の通りです。

1. カレンダー左側のサイドバーから、デフォルトカレンダーに設定したいデータベース名を右クリックします。
2. 「カレンダーをデフォルトにする」を選択します。

Notionカレンダーを使うメリット

Notionカレンダーを使うメリットは、次の4つです。

• Googleカレンダーと連携して同期できる
• Notionデータベースをカレンダーで表示できる
• NotionカレンダーをNotionに埋め込める
• カレンダーをチームで共有できる

順番に解説します。

Googleカレンダーと連携して同期できる

Notionカレンダーは、Googleカレンダーと同期することができます。これにより、以下のことが可能になります。

• NotionカレンダーからGoogleカレンダーの予定確認や予定追加
• 複数のGoogleアカウントとの連携
• 仕事用とプライベート用など、複数のカレンダーを1つに統合できる

以前は、カレンダービューとGoogleカレンダーの同期はできず、Notion内にGoogleカレンダーを埋め込むことしかできませんでした。

Notionカレンダーが登場したことにより、標準機能のみでNotionとGoogleカレンダーを一元管理することが実現しました。

Notionデータベースをカレンダーで表示できる

Notionカレンダーでは、複数のデータベースの情報をまとめて可視化することができます。

Notionで管理しているタスクや会議、プロジェクトなど、別々の場所で管理している情報をカレンダー上で一元管理できるため、スケジュールの把握が容易になります。

NotionカレンダーをNotionに埋め込める

Notionカレンダーは、ブラウザ版Notionであればページ上に埋め込むことができます。
これにより、情報の一元管理が可能になります。

埋め込み方法は以下の通りです。

1. ブラウザでNotionカレンダーを開き、ログインします。
2. 自分のアカウントでカレンダーが表示されていることを確認し、URLをコピーします。
3. Notion上の埋め込みたいページを選択し、ページ内で「/embed」と入力すると、埋め込みオプションが表示されます。
4. 「埋め込みを作成」を選択し、先ほどコピーしたNotionカレンダーのリンクを貼り付けます。
5. 埋め込みを完了する：リンクを貼り付けた後、「リンクを埋め込む」ボタンをクリックして埋め込みを完了します。

注意点として、2024年7月現在、埋め込んだNotionカレンダーを正しく表示できるのはブラウザ版Notionのみです。デスクトップアプリ版でNotionが埋め込まれたページを表示してもカレンダーを閲覧することはできず、当該ページがフリーズしてしまいます。

チーム運用時など、デスクトップアプリでNotionをしようする可能性がある場合、カレンダーの埋め込みは利用せず、カレンダーアプリを利用することをおすすめします。

カレンダーをチームで共有できる

チームメンバーとカレンダーを共有することで、プロジェクトの進捗状況をリアルタイムで把握でき、効率的にプロジェクトを進行できます。

ただし、チームでNotionカレンダーを使用するには、チームに属するユーザーアカウントがGoogle Workspaceで管理されている必要があります。

Notionカレンダーを使うデメリット

一方で、Notionカレンダーを使うデメリットは、次の4つです。

1. Androidアプリがまだ開発されていない
2. 連携できる外部ツールがまだ少ない
3. Notionデータベースで作成した予定を繰り返し設定できない
4. iOS版の機能が制限されている

順番に解説します。

Androidアプリがまだ開発されていない

現時点でNotionカレンダーのAndroidアプリは開発中であり、利用できません。ただし、WEB版やデスクトップアプリ、iOSアプリは利用可能です。

連携できる外部ツールがまだ少ない

現時点ではGoogleカレンダーのみと連携可能ですが、iOSのiCloudカレンダーやOutlookなどはまだ対応していません。これらのカレンダープロバイダーは今後サポート予定です。

詳しくは「Notionカレンダーオフィシャルぺージ」をご覧ください。

Notionデータベースで作成した予定を繰り返し設定できない

Notionカレンダーでは、Notionデータベースで作成した予定の繰り返し設定ができません。ただし、データベース側のテンプレート機能を用いて繰り返し設定を行うことで、この点は補えます。

カレンダー側での繰り返し設定については今後のアップデートで改善されることが期待されます。

iOS版の機能が制限されている

iOS版のNotionカレンダーでは、一部の機能が制限されています。具体的には、以下の機能が利用できません。

• イベントや連絡先の検索
• イベントの編集（iOSで作成された自分が主催者のイベントのみ編集可）
• スケジュールスニペットの作成
• インテグレーションの設定、自動生成されたビデオ通話リンク（手動でビデオ通話リンクを追加する必要があります）またはNotionページの添付を含むミーティングの作成
• Notionカレンダーをデフォルトのカレンダーアプリとして設定すること

予定の閲覧に使用する分には問題ありませんが、予定の作成や編集については上記のような制限があります。

Notionカレンダーが利用可能な環境

ここでは、Notionカレンダーが利用可能な環境を確認していきましょう。

PC、タブレット、スマホからアクセス可能

Notionカレンダーは、PCやタブレット、スマホからアクセス可能です。これにより、どこからでもスケジュール管理ができます。

Web、デスクトップアプリ、モバイルアプリに対応

Web版やデスクトップアプリ、iOSアプリはもちろん、Androidでも利用が可能です。

Androidアプリは以前まで開発中でししたが、2024年7月17日にローンチしましたので、Androidユーザーもぜひお試しください。

Notionカレンダーのカスタマイズ方法

Notionはまだ細かいカスタマイズはしづらいですが、いくつか色や機能の調整が可能です。

• Notionカレンダーの色変更
• 繰り返し機能の利用

Notionカレンダーの色変更

Notionカレンダーのカスタマイズの一環として、カレンダー全体の色やスケジュールの色分けが可能です。これにより、視認性が向上し、スケジュール管理がより効率的になります。

カレンダー全体の色

Notionカレンダーの全体の見た目は、ライトモードとダークモードの切り替えが可能です。

画面上の自分のアイコンから「設定」をクリックし、「一般」の「テーマ」から切り替えます。

カレンダーのスケジュールの色分け

スケジュールの色分けを行うことで、タスクやイベントの種類ごとに色を分けることができます。
やり方は、サイドバーから色を変更したいカレンダーを右クリックし、任意の色を選択するだけです。

これにより、一目で重要な予定やタスクを把握できるようになります。

繰り返し機能の利用

Notionカレンダーで繰り返し機能がまだサポートされていないため、代替案としてデータベーステンプレートの繰り返し設定を活用する方法をご紹介します。

具体的な手順は下記のとおりです。

1. データベース右上の青い矢印をクリックし、「新規テンプレート」を選択します。
2. 「テンプレートを編集しています」と表示されていることを確認してください。
3. 繰り返し機能を適用したいタスク名と、必要に応じて他のプロパティの値を設定します。
4. テンプレートを利用するタイミングを設定します。日、週、月、年ごとの繰り返し設定、曜日の指定が可能です。

上記により、繰り返し機能がない場合でも、効率的にタスクを管理し、時間を節約することができます。

Notionカレンダーの口コミや評判

最後に、Notionカレンダーを利用したユーザーの評判を確認していきます。

Notionの良い口コミ・評判

まずは良い口コミです。
主に日本国内の良い口コミは見られませんでしたが、海外ではiOS利用ユーザーに非常に好評です。

Notionの悪い口コミ・評判

一方で、悪い口コミもありました。

主にAndroidのアプリに対する評判ですが、改善点は多そうです。

Notionカレンダーの使い方まとめ

Notionカレンダーは非常に使いやすく、Googleカレンダーとも代替可能な多機能カレンダーです。

スケジュール管理、タスク管理、プロジェクト管理を一元化することで、チームの効率的な連携が可能になります。

さらに、今後のアップデートで機能が追加されることが期待されており、ますます利便性が向上するでしょう。

ぜひNotionカレンダーを最大限に活用し、効果的なスケジュール管理を実現してください。

▼Notionカレンダーの使い方について改めて確認する
Notionカレンダーの使い方

Notionカレンダーの使い方でよくある質問

ここでは、読者の皆さんからよくいただく質問について回答していきます。

• Q1.NotionカレンダーはApple watchに対応していますか？
• Q2.Notionカレンダーをスマホに表示する方法をおしえてください
• Q3.NotionカレンダーはAPI対応していますか？
• Q4.Notionカレンダーが連携できない場合はどうすればよいですか？

Q1.NotionカレンダーはApple watchに対応していますか？

現時点ではApple Watchには対応していません。

Apple Watchに通知したいユーザーも多いですが、Notion自体も対応していないため、今後のアップデートを待ちましょう。

Q2.Notionカレンダーをスマホに表示する方法をおしえてください

Notionカレンダーをスマホで利用するには、Notionカレンダーのモバイルアプリをインストールする必要があります。元々はiOS版のみの対応でしたが、2024年7月17日よりAndroid版も利用可能となりました。

アプリは「Notionカレンダーのアプリインストールページ」から入手可能です。

Q3.NotionカレンダーはAPI対応していますか？

はい、NotionカレンダーはAPI対応しています。

これにより、他のツールやアプリケーションと連携が可能です。詳しくは「NotionカレンダーのAPIドキュメント」をご覧ください。

Q4.Notionカレンダーが連携できない場合はどうすればよいですか？

連携しようとしているワークスペースに、ゲストではなくメンバーとして参加していることを確認してください。ゲスト権限ではNotionカレンダーとワークスペースを連携することはできません。

また、10個ほどデータベースを追加すると、新しいデータベースの接続がうまくいかない場合があります。必要のないデータベースはカレンダーからの連携を解除しておきましょう。

一時的な不具合の場合、NotionとNotionカレンダーの再起動または再読み込みを行うことで、動作が改善することがあります。